FC2ブログ

・・・蚕・・・

昨日、蚕の成長を見にまた 北海道開拓の村 (こちら) に行ってきました

天気もすこぶる良く、30度を超えていたんじゃないかなあ・・・(おとといほどではないが)

正面玄関      DSC07714.jpg

天気もよく日曜日だったので、結構人がいましたよ
大人 \830 入館料を払い入館!


名前が北海道開拓の村ですから、北海道の開拓時代の村を再現!(ってそのまま~)

色んな古い(私好みの)建物などが建っていて、古い町並みが再現されている訳です


が、その紹介はせず、蚕に行っちゃいましょー 


ずんずん歩いて(私だけ・・・なぜって、娘と旦那さんは馬車で・・・待ってる時間がもったいないので)一番奥の建物
こちら  →    DSC07726.jpg

旧田村家北誠館蚕種製造所(明治38年/浦臼)

この建物の中に蚕を展示しています



いたいた~!!!  DSC07727.jpg

この前(先月の下旬)来たときより 大きい

当たり前だけど~~ 感動~~



むしゃむしゃ食べてる~ DSC07728.jpg

まだ4齢(3回脱皮)なのでモスラー感はないですね
どちらかと言えば、新幹線・・・かな?



桑の葉       DSC07730.jpg

これを毎日、朝から晩までむしゃむしゃ食べるんですね~


蚕のことをお話ししましょう


蚕は、養蚕(飼育されているもの)と、野蚕(野生のもの)といるそうです

蚕の飼育は中国の揚子江沿岸が原産地とされ、古く、約6000年の歴史があると言われているそうです

およそ2500年前、中国から貴重な輸出品としてヨーロッパに運ばれました
いわゆる 『シルクロード」 です

日本には弥生時代の稲作と一緒に伝わったと言われているそうですよ (古い~~)


こんなに長い時間飼育され、品種改良された蚕(養蚕:3000種にも!)は、飛ぶことが出来ません

羽はありますが、飛ぶ意志がないというか、退化(退化も進化?)して、うろうろ歩き回るのみだそうです
幼虫も与えられた餌(桑の葉)の場所から移動することがなく、繭作りの時に自分が気に入った所にわずかに移動するくらい・・・(進化じゃ~~)


もちろん、野生の蚕(野蚕)は、卵からかえって自力でえさ場に行き、繭から羽化した後も自力で飛んでパートナーを捜すそうです
何でも自分でやらないと、人間は守ってくれない!!



見ずらいですが・・・DSC07729.jpg

一番上の小さな毛虫からぐるっと右回りで説明します

卵から孵化(ふか)したのが1齢(3~4日)
私が先月見たのはこれ!!

小さくて(3ミリ位)虫眼鏡で見ましたよ~

色は黒
この時だけで、後は脱皮をするたびに白くなるらしい・・・

その後、1回脱皮をするたびに、2齢、3齢となり、上の写真(昨日見てきたもの)は4齢(約4cm)

今週末位に最後の脱皮をし、一番大きい5齢に 

孵化直後のものと比べて、体重は約1万倍!(約5g)以上に!!
体長は約25倍!(約7.5㎝)!!!

ご覧になりたい方はぜひ行ってみて下さ~い
モスラー感、期待できるぞ!!

私も見たかったな~~ (旦那さんの実家に・・・)

その後、2日かけて繭を作り、その後4~5日でさなぎになり(繭の中で)、10日~15日で羽化するらしい
孵化してから約30日で繭になり、その間食べまくり!!

脱皮と脱皮の間、動かなくなる 眠(みん)という時期があるそうですが(全く動かず、眠っているようだから)食べて、食べて、食べる~~
繭1キロを生産するのに約食べ残しを含めて18~20キロの桑の葉が必要!!
5齢の蚕になると、桑の葉を食べる音がバリバリ・・・丁度雨音のように聞こえるそうです

桑園1000㎡からはおよそ100kgの繭(生糸にすると約19kg)を生産できるそうです

一個の繭からは、1000m~1500mの糸が採れ、着物一枚作るのに約4000個の繭、距離にして4500km(東京ーシンガポール)!!
(野蚕のものはそんなにとれないそうです)


着物は命なんですね



繭から出るとき(羽化)、穴をあけて出てくる訳ではないのだそうです

蚕(幼虫)の時とは口の仕組みが全然違い、歯がなく糸を噛み切ることは出来ないんだって
成虫になると飲まず食わず・・・

口から酵素液を出し、糸と糸の接着を弱め、間を広げて出てくるそうです

交尾の後、一頭(養蚕は家畜なので、一頭、二頭と数える)のメスから約500粒の卵が産まれるそうです
その後、約4~5日で蛾は死んでしまいます・・・

蚕の命は約2ヶ月足らず・・・

人口管理(温度、湿度)をし、一年で3回、4回の絹生産が出来るそうです

繭と卵  →    DSC07731.jpg

メスの繭の方がオスよりも卵の分何mgか重いので、繭のうちに選別し、オス、メス、一対にして卵を産ませるのだそうです

その他の繭は生糸をとります

生糸生産用の蚕は生糸生産用
卵をとる蚕はそれようと決まっているそうです

遺伝的に弱い蚕が出来てしまうためで、卵をとる用の蚕は認可が必要になります

だから生糸用の蚕は一代限り

繭はお湯につけるとふやけて、専用のブラシでこすると一番最初にはいた糸が解けます
一本糸なので(栄養状態などによっては、途中で切れているものもあり)それをたぐって、糸車に巻いて行くんだね~~

映画で見るよね~

繭を作ってから4~5日でさなぎになるので、10日後くらい(繭の中で固いさなぎになるので、ゆでても糸をよござない)にゆでて生糸をとります
この時乾燥させて繭のまま保存も可

そうすることでより人間の都合で生糸生産が可能(なんてったって家畜だから~)

孵化する際に糸を切って出てくる訳ではないけど、どうしても口から吐く酵素で糸を汚してしまうらしいのです

だから生きている間、さなぎになって落ち着いたらゆでて(殺して)しまいます

まあ、家畜だからね~~(なんか切ない・・・)

蚕は絹糸を二種類のタンパク質で作ります
断面は角の丸い三角形

これがプリズムの役目をし、光を反射するのです
しかも、角が丸いプリズムだから、柔らかい光沢になります

やはりキラキラ  は人類共通の魅力だったのでしょう

蚕は桑の葉のみを食べるものだけではないそうですが、桑の葉には豊富にタンパク質が含まれているそうです
絹糸はタンパク質だものね

桑の葉を使った健康食品(人間用)、お茶とかありますよね
美容と健康にいいんだね~

小さい蚕にあげる桑の葉は、細く(幅3mmくらい)切ってあげないといけません(なんてったって家畜だからね)
病気に凄く弱い生き物で、清潔を保たなくてはいけません(なんてったって家畜だからね)

なので、蚕の糞は清潔みたいですよ
だって、育ってるってことは色んな雑菌がいないってこと!

肥料にしたり、人によっては染め物に使うとか・・・きれいな色を出すみたいです
見てみたいな


今回、蚕との出会いがあり、絹のことを知り、やはりこの仕事(着物からのリメイク)をしてよかったと思いました(う~~小学生の感想レベル・・・)

大事にしよう!!着物!!!
みんなでしよう!!着物リメイク!!!

人間の為に改良され利用されてきた蚕・・・

なんか愛おしいです





蚕の不思議・・・

蚕は外気温と同じ体温

外気が25度なら蚕も25度
30度なら蚕も30度

でも人間の体温は何度?
35度~37度あります

だから素手で蚕を触ったら、蚕がやけどをするんだって!!

専用の手袋をして作業するらしいです

なんだか神々しい 



スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

わお~~~!!

夏休み自由研究仕上がりですね~~!!
なんか本当に神々しい論文をでんじろうさんみたいに噛み砕いたレベルにしていただけで、脳みそが繭になりつつ(羽化せず殺されるほう・・・)ある私にはこれ一生とっておきたい記事ですわ~~

あとでもっと読みこんでみよう===っと。

No title

蚕についてほとんどと言っていいほど無知の私には、本当にいい勉強をさせていただきました。

平安時代とかの着物も(テレビでやってる物しかわかりませんが・・・)凄く豪華ですよね。あれも絹で出来ているんでしょうね。

そんな時代から(もっと昔からかもしれないけれど)蚕の恩恵を受けていたなんて、なんて素晴らしい事なんだろう!って思いました。(感想文になってる(笑))

そんな大切な絹織物だからこそ大事にしていきたいですね。

Re: トッカータさん

夏休み自由研究、間に合ってよかった~~

来週、木曜日から幼稚園の2学期始まります~~

Re: いち花さん

人間の飽くなき追求・・・

何でも自分の都合に改良して、交配して・・・


二本の足で立ってからの人類

これも進化なんでしょうね~

あらためまして、はじめましてkotoricchiです!

今日はブログにコメントを寄せていただいてありがとうございます♪

とっても勉強になりました!

最近は簡単に絹の商品が手にはいりますが

絹はお蚕さんの命を紡いだ結晶ですね。

だからこそ、美しく最高の布地ですね。

当たり前のことですが、あらためて大切にしないといけないって実感しました。


また遊びにこさせていただきますね♪

Re:kotoricchiさん

ありがとうございます

私も今回、蚕の勉強になりました

先月訪ねた時に、すごく面白くて、また昨日見に行ってきました(笑)

今幼稚園児の娘が小学校に行ったら、夏休みの自由研究は蚕の観察に決定!!

って、早いって~~

プロフィール

ねこやすみ

Author:ねこやすみ
ようこそねこやすみへ

ここは ”和テイスト” の手作り作家のブログです。
日々の制作活動や、道内の
イベントのお知らせもあります。





ホームページはこちら

各作家の紹介はこちら

ねこやすみネット・ショップはこちら
8月17日まで帰省のためお休みします

ねこやすみ 写真館はこちら
ネット・ショップの商品を大きな写真でご紹介しています

お問い合わせはこちら

メールアドレス
nekoyasumi.k@gmail.com

電 話:090-7584-6665
(専用携帯です)



Instagram 始めました

twitter はこちら


ねこやすみリアル・ショップ2011年11月10日オープン!
2017年12月21日に閉店致しました

ねこやすみネット・ショップ をご利用下さい



最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター
FC2 カウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク